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Stage Lighting Generator
2023年度に発表されました
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発表動画
参加学生
発表スライド
使用した発表スライドです。
作品紹介
SLG(Stage LightingGenerator)
1.想定利用者と利用目的(Who)
①想定利用者:舞台照明初心者
利用状況や利用目的
- 演劇やミュージカルなど舞台作品に触れて間もない
- 照明がどのような感じになるのか見てみたい
- 照明に関する知識はあまりない
②想定利用者:照明担当がいない小劇場
利用状況や利用目的
- 小劇場の舞台監督や演出など
- 予算や人材の関係で照明担当がいない
- 理想形は頭の中にあるがそれを舞台上で表現する技術がない
2.既存システムの問題点と改善策
現在、使われている照明をコントロールするハードウェアとして以下の画像のようなものがメジャーである。しかしながら、このようなものを自分で操作するにはある程度の知識と技術が必要になる。
2.1既存システムの問題点
- 操作方法が一灯体ずつ個別に制御するか、灯体ごとにどのタイミングでどのくらいの明るさで点灯するかをプログラムする必要があり、技術力を要する
- 実際に舞台を組んだり、劇場を借りないと、どのような雰囲気になるのかがわからない
- 色の選択がそこそこ難しく、色合いの調整には勘が必要になることがある
2.2改善策
- 誰でも操作ができるためにプリセットをクリックすると再生するという操作方式を導入
- 雰囲気をつかめるようにシミュレーションソフトを同期させる
- 色の選択を簡単にするために、GPTを用いて、色の候補を出してそれをユーザーに選択させ、その色のR,G,B値を用いるという方式をとる
機能・利用の流れ
- テキストの入力 脚本などのテキストを入力する ここで入力されたテキストはCHATGPTに送られ、そこで感情語の分析がなされる
- 色、明るさの選択 入力したテキストに応じてCHATGPTが提示した色の選択肢の中から色や明るさを選択する 出力された物が気に入らなければ再度生成することもできる また、上記のテキストの後ろに「寒色系で」等の文言を加えることである程度のコントロールをすることも可能である
- シミュレーションソフトにて再現する
工夫した点
- 自分で最初に照明プランを書き始めたときに、やりにくかった点として、「実際の舞台でどのようになるかがみられない」、そもそもどんな色を突かばいいかわからないという点で悩んだため、その点を解決できるものを作成した。またリアルタイムで値を変更できるようにもした。
現状と展望
- 現状としてはシミュレーター機能の実装までは完了した
- 秋学期からはCHATGPTとの連携や、フロントエンドからバックエンドへの値の同期などを実装していきたい